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この本を知ったのはYouTubeの要約動画でした。
そこでよさそうだと思ってから実際に読んでみたくなったのですが、読んでみるとなんだかよくわからなくなりました。
というのも、要約は人によって違うような気がしたからです。
一冊の本を短くまとめるのだから、どのようにまとめるかで人によって本の内容自体も変わる気がしました。
実際に、この本を要約している動画はいくつかあるのですが、そのどれもに核になるものはあれど、内容が違っていたりします。
では、どんなことが書かれていたのかというと、それも難しいです。
自分が拾えた内容は、
自分の性格は遺伝的なものとこれまでの環境によって決まってしまうこと。
がまずあります。
それを認めた上で、それらから抵抗するのではなく受け入れること。
アドラー心理学では過去は関係なく今の自分の思考が今の自分を作っているというのと少し違うのかな?と思いましたが、こちらの考えの方が現状の自分にとっては納得がいきますよね。
これからのことを考えるとアドラー心理学は使えると思いますけれど。
この抵抗するから酷くなるのはみんな気づいていることだと思います。
本には書いてないけれど、自分が思ったのは痒みに抵抗して、どうにかしたいと思えば思うほど痒くなってきてかきむしってしまうことってありますよね。
逆にそれを受け入れて抵抗せずにいるといつのまにか忘れていたりします。
無というのは、そういう感覚とか感情とかに抵抗しないで諦めたり、そのまま観察をするだけにする。
そうすることでその苦痛はやがて消えていくのだということです。
今でいうと、マインドフルネスの考え方と同じだと思います。
不安や心配事は未来のことを考えるから起こることであり、苛立ちや後悔は過去のことを考えるから沸き起こります。
ある部族は思考を未来にも過去にも行かず、その瞬間のことしか考えないみたいです。
そのせいで精神状態はいつも正常に保てるみたいです。
まさにマインドフルネスですね。
アンガーマネジメントなどでもあるように、人間の感情というのは起こった出来事に対しての反応は瞬間的なもので、それ以降の怒りや不安などは全てその人が二の矢を放つことが原因だと書かれています。
アンガーマネジメントは自分がそう思って付け加えたのですが、何かがあって怒りがわいてきても、6秒数えると怒りは消えるとか言われています。
でも、その後、自分は悪くないのに・・・とか、相手の横暴さを思い返すと怒りが何倍にも膨れ上がります。
瞬間的にキレて手が出てしまったのは出来事のせいかもしれませんが、その後も執拗に怒り狂っているのは自分が二の矢を放ち続けているせいです。
これが理解できると色んなことに怒らなくなります。
このように、二の矢を放たないようにして、自分の感情を停止したり観察したりすると、その感情は消えると書かれていました。
あとは自己についてですね。
自己は説明が難しいのですが、アーミーナイフのように色んなものの集合体だと書かれています。
この辺はあまり理解ができなくて、自分は自分って感覚なんですが、この自己は消えたり現れたりを繰り返しているみたいです。
量子力学で聞いたことがあるのですが、目に見える物質も実はエネルギーの波動のようなもので、意識を向けたら固体化するけれど、意識をそらすと波動に変わるのだとか。
自己もそれと同じようなものなのか?
人間の脳には限界があって、いろんな情報を全て処理し続けることができない。
なので、いつもと変わらないことは、それまでに得た情報から引っ張り出してるらしい。
起きてから家を出るまでにやることは、意識をしていなくても勝手にやっていて、気が付いたら過ぎ去っていたりするのは、いつもと大して変わらないなら昨日までに得た情報を送っておこうとするみたいです。
でも、そんな中でいつもと違う状況が起これば、そこで初めて脳が目や耳からその情報を脳に送るのだそうです。
ですから、意識をしていなかったら現実と違う光景を見ているかもしれない。
そうして脳は情報をコントロールしているのでしょうね。
この部分は大変興味深かったです。
読んでみて、難しいなと思う箇所がいくつもあり、とても勉強になりました。
2回読んでも自分の頭では、???と思うところがいくつもあるし、こうやって文章でまとめようとしても全然うまくまとめられない。
一番の収穫は、動画で知識を得て読んだ気になっていないで、動画で興味のわいた本は実際に読んでみた方がいいって気づけたことです。
勉強して新しいことを学ぶのは好きなので、これからも動画と本で学んでいこうと思います。
そして、ブログにアウトプットすることでより理解を深められたらなと思います。
ながながとへたくそな文章を読んでくださりありがとうございました。