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人生についての考察(2023年7月現在)

最近は中村天風さんの本をいつも読んでいます。

 

読むたびになるほどと思うのですが、そのたびに忘れていることに気づくので、読み終えてもまた読み返してみます。

 

頭の中では人に教える時はどういえば良いのか、どうすれば伝わるのかと考えていて、自分でもしっかりとまとまっていないことに気づきます。

 

まず思うのは、若い頃は物質を中心に考えていたので、この肉体が無くなれば魂みたいなものも消えるのだと思っていました。

 

だからか、自分はいつも死にたいと思っていました。

 

煩わしい一切のことから解放されたい。

 

そう思っていたので、毎日のように寝る前にはこのまま死にますようにって願っていました。

 

でも、いつでもその思いは裏切られて朝が来る。

 

それはいつも絶望の朝でした。

 

本当につらい生き方をしていたなって思います。

 

今では朝が来るたびに、生きていることが奇跡だと思うし、ペットたちが健康でいてくれることに感謝しかないのです。

 

だから、今の絶望はよく体調を崩すうさぎのミントが、晩御飯を残していたりすると、どうしたのかと心配になって絶望します。

 

ですから、ミントや他の子たちがきちんと晩御飯を食べきってくれ、さらには糞をきちんとしてくれていることがとても幸せに思います。

 

 

話を戻すと、今の人生観では物質がすべてではないと考えていて、それは肉体ができるよりも前に精神が宿っているからです。

 

この辺の知識が豊富ではないので何とも言えないですが、人間がこの世に誕生するのは心が先でその後に肉体ができあがるみたいです。

 

この事実から考えると、肉体があるから精神があるのではなく、精神があって肉体はこの世を楽しむための道具みたいなものだと納得しました。

 

だからと言って肉体をないがしろにすることはなく、今でも筋トレをして肉体を良い状態に持っていけるように努力しています。

 

この世界の元になるのは見えない物質であるエーテルとか、素粒子とかそういった呼び名のものらしいです。

 

それらが結合したりして色んな物質に変化している。

 

だから、人間も物も全てのもとになるものは同じ物質なんですよね。

 

だったら、どうして色んなものに分かれて物質化されるんでしょう?

 

量子力学なんかだと人間が意識を向けたら物質化するとか・・・少しスピリチュアル的な考えにもなるんでしょうが、過去の偉人さんも人間が想像したものが物質化されると言っていたりするし、そんなわけないと決めつけることはできないですね。

 

鶏が先か卵が先か・・・。

 

と言った議論に対しては、この考え方で納得はしました。

 

要するに、見えない物質が見える物質を作っているのだから、鶏が先とか卵が先とか関係ないんですよね。

 

一つ言えることは、見えない物質から見える物質を生み出す不思議な力があるということです。

 

宇宙があってそこから色んな星が生まれて、その中に地球があり、自然や動植物が誕生したよりも以前に、見えない宇宙が存在していてそこから見える宇宙ができあがったのだということです。

 

この考えが理解できますか?

 

自分はたくさんの本を読んできて、そのうえで中村天風さんの本も読んで、これが正解なのではないかと思っています。

 

 

そしてここからは少しはしょりますが、その不思議な力と人間の心はつながっていて、人間がそれに気づけばその不思議な力を使えるんだと・・・。

 

使い方はいつでも心を積極的にすること。

 

そうしたら不思議な力が使え、願ったものが叶えられる。

 

豊かに生きられるらしい。

 

人間が生まれてきた意味は、進化と向上のためらしいが、正直、不思議な力を使えるところから自分には理解できずにいる。

 

 

進化と向上のためにこの世に来たのはなんでなんだろう?

 

自分は魂が震えるほどの生きがいなんて味わったことがないから、生きていることに感謝はしているけれど、本当にうれしいとは思えていない。

 

進化と向上のために人のためになることをしろと言われても、それはなぜなのか?

 

少しの楽しさと少しの幸せは感じられるし、それはそれで満足しているのだけれど、人生をかけてまでのものとも思えなくて、だったら最初から生まれてこなくて良かったですと言ったしまいそうになります。

 

友人が一人もいないからなのか、人のためにって考えられないのかな・・・人が好きじゃないから駄目なのか・・・そんな人間は最初からこの世で成功なんてできないのではないか?って、この本の教えからそう思ってしまいます。

 

 

人を好きになるのって難しいですね。

 

子供の頃は人が好きで悪い人はいないと思っていたから誰とでも仲良くできて、とても人懐っこい性格だと言われていたのが、少しずつ色んな出来事に出合って失望を重ねていくと、人間なんてしょーもない、好きじゃないって思ってしまったんだなって、今でも過去を思い出してはそう思ってしまいます。

 

ですから、根本的にこんな考えの人は幸せにはなれないよと言われているみたいで、さてどうしようか・・・となっています。

 

この世の仕組みが見えない不思議な力で成り立っているのは理解できたのに、そこから現状を良いように変える方法がわかっていても実践できない。

 

どうしたらいいんだろうね。

 

と、今現在思っています。

 

でも、明らかに生きやすくなっていて、前までは失敗が怖くて何も挑戦できなかったのに、今ではとりあえず行動してみようと動いています。

 

まだ、結果として良いものに出合ってないですが、自分自身はすごく変わったなって思うので、中村天風さんの本はおすすめです。

 

もし、人生に迷っている人がいたら読んでみたらと思います。

 

高い本は買えないと思うので、安い文庫本を載せておきます。