率直な感想は・・・地獄でした(-_-;)
普通の食中毒などとは全然違っていて治療法がなく、ずっと下痢が続く中、ウィルスが体外に排出されるのを待つだけ・・・。
こんな病気があることを初めて知った。
そして、もう二度となりたくないと思いました。
では、その体験記を振り返ってみましょう。
誰かの参考になればと思います。
9月3日未明(3時頃)・・・下痢で目覚める。漏れそうなので急いでトイレに行くと、大量の水がでました。
心当たりはなく、また痛みもないので変だな?とは思いましたが、出し切ったのでこれで治るだろうと思いました。
朝、5時ごろにも大量の水が出た。また痛みもなく、体調が悪いことだけはわかったけれど、ここでも出し切ったのだからこれで治るだと思い、仕事に行きました。
ちょっと発熱が確認されてたけれど、頑張れるレベルと思っていました。
ところが、仕事を初めてから(肉体労働)どんどんと体調が悪くなっていきました。
二時間後、とうとう立っていられないくらいになり、トイレに行きました。
すると、やはり大量の水がおしりから出ました。
10分くらいもうろうとして仕事に戻るが、続けるどころか無事に帰れるのかどうかすらわからなかったので早退させてもらいました。
帰路、ところどころ記憶が飛んでいましたが、なんとか無事に家に着きました。
その時にはすでに38度以上の発熱が出ていました。
家に着いて、すぐに横になりました。
そこからはずっと寝たきりで、頭をあげると吐き気がするので起き上がることもできず。
体が熱くて干からびてしまいそうなので水分補給だけを続けます。
そして、その都度、飲んだ30分後くらいに全部水となっておしりから出ました。
水の色が緑だったり黄色だったりして、これはいったい何なのかわかりませんでした。
食事も喉を通らないので、ひたすらお茶を飲んでいました。
この状態が翌日まで続きました。
9月4日は日曜日だったけれど、休日でも診てくれる病院に行きました。
全身に力が入らないので原付で通いました。
病院にはあらかじめ電話を入れていたので、発熱があることもあってすぐに隔離されました。
でも、そこまで行くのが苦しかったので、トイレに駆け込み、隔離されたところで診察を受けますが、コロナの症状はないし、ウィルス性胃腸炎の可能性が高いということでした。
詳しい検査などはできないので、あらかじめ自分でも調べていた通りの診断結果でした。
診察が終わってから、寒いところでパイプ椅子に座らされて10分でも待たされると限界になって、またトイレに行きました。
戻ってみるとようやく会計や薬の準備が終わったみたいで、これで治るのかなと思いました。
帰る途中に、水分補給はお茶より経口補水液が良いと知ったので、ドラッグストアで買って帰りました。
もっとも、経口補水液は高すぎたのでポカリの電解水を3リットル分買いました。
無事に家に帰りついてから、薬を飲んで寝ました。
熱は39度5分まで上がっているので、しんどさが半端なかったです。
何もできなくて、ただ苦しみに意識を向けながらぼんやりするだけでした。
そうすると、人間は健康な時の意志は何の役にも立たず、ずっと死にたいと思うようになりました。
闘病生活をしている人に、健康な人が頑張れと言っていることがとてもあほらしく思えました。
健康な人の価値観は健康だから考えられること。
闘病している人にはそんな余裕はない。
自分はこれからそんな無神経なことを言わないようにしようと思いました。
薬は全く効きませんでした。
ネットで調べたら、ウィルスによっては薬が効かなくて、1週間ほどウィルスが体外に排出されるのを待つだけしか対策がないとありました。
地獄です。
9月5日(月)になって、少し動けるようになりました。
15分の散歩をしてきたのですが、歩けることがとても奇跡のような出来事で、本当にうれしかったです。
戻ってきたら、その反動でまた寝込んでしまいましたが、確実に治っていると思っていました。
でも、相変わらず水でした。
食事もほんの少しなら摂れるようになりました。
食事をとった30分後にはすべてが水となって体外に排出されました。
その夜に鏡を見ると、よぼよぼのおじいさんみたいになっていました。
体重は三日で4キロ減っていました。
もう人生おわたって思いました。
若々しく健康なのが自分の魅力だと思っていたのに、それが全部なくなりました。
9月6日(火)には食欲が戻りました。熱も下がりました。
昼ごはんにはなまるうどんの牛肉うどんを食べました。
完食でした。
はなまるうどんの出汁がとてもおいしくて、出汁を全部飲んでしまいました。
味覚がするどくなっていて、それまでよりもより深く味わえるようになっていて、さらにはより噛むくせがついていました。
体が健康になろうとしているのかな?
仕事は長期の休みをもらっていました。
9月7日(水)の朝に水以外のどろどろしたものが出るようになりました。
ですから治りかけ?と思いましたが、専門のお医者さんに診てもらおうと思い、電話をしました。
電話で細かく症状を話し、何時に行くと伝えたにも関わらず、その情報は全く共有されておらず、すぐに隔離されてから30分以上も待たされました。
何度も同じことを聞きに来る受付の人、問診票に書かれたことも読み間違えている看護師、もう何も話す気になれず先生に直接言おうと思いました。
ですが、その先生も腕を吊っていてもうろくしたおじいさんでした。
ネットでは50代に見えるのに、実際にあうと70超えている感じでした。
しかも話を聞かない。
少ししか話せずに、触診だけされ、しかもその時に看護師のおばはんが陰毛を出すくらいパンツを下げたのはセクハラだと思った。
その必要性が全くなかったから。
その後、薬出しておきますって言われた時の絶望感。
もうこの病院は全てが終わっていると思いました。
もう二度と行くことはない。
実際に薬は飲みましたが全く効きませんでした。
仕事を休ませてもらっていますが、復帰までに体力を回復させないといけないので、9月8日(木)にジョギングをしてみました。
少しだけですが走れるようになっていたので、仕事復帰はできると思いました。
便はどろどろなのが出る時もあるけれど、やはり水がでるといった感じでした。
でも、頻度は最初の頃が1日に20回くらいだったのが、この頃には10回以下になっていました。
9月9日(金)は下痢なの以外は普通の生活ができるようになっていました。
9月10日(土)は仕事に行きました。トイレにいくのを操作できれば問題なかったのですが、仕事途中に一回だけトイレに行かせてもらった、その時に特に大量の水が出るといったこともなかったので、その後は普通に仕事ができました。
それにしても病み上がりでいけるかわからない人に、ノンストップで6時間くらい働かせるってどうなの?
サイコパスみたいな人ばかりで、普通の気遣いができないんですよね・・・。
9月12日(月)の朝、まだトイレに行っていない。昨晩もトイレに行っていない。
ということは、もう下痢ではないということでしょう。
ここで本当に完治したということなか?
1週間ちょいでウィルスが出きったということでしょう。
健康って素晴らしいなって心底思います。
毎日が感謝で、普通の生活ができることがとても幸せだと思いました。
今回、なんでこんなことになったのか、自分で考えてみると、うさぎやモルモットにキスをしたからだと思われます。
たくさんの小動物を飼っていますが、変な菌を持っているのは知っているのでキスをすることはなかったのですが、いつもは抱っこをしたら嫌がるのに、なぜか嫌がらなかったのがかわいくて、調子に乗ってキスをしてしまったのです。
時期的に考えるとそれがぴったりあうのでこれが原因だと思われます。
うさぎとモルモットは相性の悪いウィルスを持っているので、それを同時に自分の中に取り込んでしまったのが原因だろうと思います。
そして、お医者さんってとても偉大なんだと思っていたけれど、誰も全然すごくなく、とてもいい加減なのだと知りました。
ですから、自分で調べる癖はつけた方が良いです。
しかも、その知識のほうが正しかったりします。
世界中のいくつもの情報から自分の症状を照らし合わせて診断するのだから、ネットで調べることである程度わかる時代です。
詳しく検査などをしてくれる病院だったら良かったのですけれど、コロナのせいもあるのか、今はろくな医療が受けられないと思います。
なにわともあれ治って良かったです。
これからは健康によりいっそう注意をして、毎日に感謝して生きていこうと思いました。
この体験談が誰かのお役に立ちますように。