このブログの趣旨にもあるように、効率的に学ぶためにはインプットだけでは駄目で、アウトプットが必要です。
例えば、本を読んでたくさんの知識を得たつもりになっていても、その内容をアウトプットして記憶に定着させないとどんどん忘れてしまいます。
で、結局は何十冊と本を読んで賢くなったつもりが、実際にどんなことを学んだのか思い出そうとしても全然出てこないことがよくあります。
小学生の頃、隣の席の子によく勉強を教えていました。
その時、どうやって教えたら理解してもらえるんだろうと悩んだことがあります。
教えて理解してもらえたら嬉しいのですが、わからないと言われたらたちまち困惑していました。
理解力のない子にはどうするのか。
自分の思考パターンの通りに教えても無理なのか。
順序だって説明するほうがいいのか。
結論を述べてから紐解いていくほうがいいのか。
すごく悩んだ記憶があります。
そうしてその時は諦めてしまったのですが、うっすらと覚えているのは、誰かに教えることで自分のほうが勉強になっているってことです。
教えるのは時間の無駄と思っていたのに、教えることでその項目の理解度や記憶の定着度が全然違いました。
その事実をおぼろげながら気づいていたのですが、今みたいにアウトプットが重要なんて誰からも教わらなかったので封印していました。
過去に戻れるなら、これを実践したい。
英語の受験勉強をするとき、ひたすら英単語を覚えようとしていた。
それを覚えたところで長文は解けなかった。
実践してできないことが嫌だったので、そこから逃げるようにまた英単語を覚えた。
でもやっぱり、長文は解けなかった。
英語の成績が良くなることはなかった。
今の知識ならきちんとした学習法で英語の点数をあげることができる。
インプットは3割におさえて、その後はずっと実践していき、そうしてできなかったことを分析してまたインプットしていく。
これができていれば、今が変わっていたんだろうなって思う。
もしも今後子供を育てることがあれば、このことをきちんと教えてあげたいと思う。
アウトプット大全という本は、いくつかのビジネス書に書かれている内容のいいとこ取りをしています。
ですから、この本を読めば本を3冊読んだ気になれますし、アウトプットを実践できるようになれば未来が変わると思います。
過去を悔やむより未来を変えよう。
このブログも続けられるようにがんばりますのでよろしくお願いいたします。