自分の人生が明日もあると思って今日を無駄にしないようにしよう。
そう何度も気付かされたのに・・・。
僕はまだこの先のことを考えては何も行動できずにいた・・・。
この本を読んで、改めて自分の愚かさを思い知らされることとなった。
最初は自己啓発本に書いてある内容を、高校生の男女の物語に当てはめて説明しているだけのように感じ、文章も小説ほどに作り込んでないない拙い感じなので、正直、知ってる内容を再度読まされているだけのように感じていました。
でも、そういう形式にしているのにはわけがあって、その伏線を最終的に刈り取る感じになっています。
すべてが腑に落ちて・・・そして読者はみな涙をする。
それがこの本でした。
読み終わって思うことは、途中で読むのをやめなくてよかったということ。
最初の内容だけなら自己啓発本みたいにまとめてくれたらいいのにって思いながら、途中までで少し飽きてしまってたのです。
でも、物語が終盤を迎えたところで、読んでいる手が止まらなくなりました。
面白い小説を読んでいる時みたいに、心が締め付けられて、涙が止まらなくなり、そして自分に腹が立ってきました。
僕は今日、何をしたのか・・・。
明日が来なかったとしても、今日を精一杯生きることで後悔のない人生にしようと、少し前には思っていたはずなのに、自分がしていたのは、何にもない一日だったけれど、たった今死んだとしても本望だと思うことでごまかしていた。
そう、僕は今日も何もしなかった。
なんのチャレンジもせず、自分がやりたいこともまだ見つけていなかった。
いつまで人生を無駄にしているのか。
今、そんな自分に悔しく思っているけれど、この思いも数日経てば忘れてしまわないかと心配になる。
この性格をどうにかしないといけない。
変わらなきゃと。
また、忘れた頃に読み直して、さらに忘れた頃に読み直す。
そうして自分を奮い立たせていこうと思った本でした。
今ならAmazonプライム会員だとKindleで無料で読めます。
本を買ってバイブルにしても良いかもしれないですね。