おひさまとおかげさま

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ざまーみろ精神は破滅の始まり。

昨今のワイドショーでは常に誰かを攻撃し、そうして弱った姿を見て「ざまーみろ」といっている人が多いのではないでしょうか?

半沢直樹が流行ってから、自分はこの考え方が広まることに危惧していました。

ですが、あれからどんどんとこのざまーみろ精神は広まっていき、スカッとジャパンなどの番組もやるようになりました。

誰かに何かをされたから復讐をする。

相手が苦しむ姿を見てすっきりとする。

 

それで????

それで自分が何か変わりましたか?

成長したのですか?

 

 

半沢直樹では嫁さんが上戸彩だったから、プライベートでは幸せを手に入れることができたんだと錯覚してしまいましたが、もしも最低な嫁でこんな家庭生活は嫌だと思ったなら、半沢直樹は復讐のために人生を無駄にした人になります。

それなのに土下座をさせることができて、自分の人生が報われたと思えますか?

 

ドラマ自体は面白く作られていたので私も楽しく見ていましたが、最終回を見た時にものすごく落胆したのを覚えています。

こんなテーマしかないのかと失望しました。

 

 

日本が戦後の復興に成功したのは、おかげさまの精神のおかげだと思います。

私が子供の頃は、大人の会話には必ず

「げんきそうですね」

「おかげさまで毎日健康に暮らさせてもらっています」

なんてやりとりが当たり前のようにありました。

自分が毎日暮らせているのはみなさんのおかげさま。

この精神があるから戦争で1千万人以上の国民を虐殺されたにも関わらず、アメリカに対しておかげさまで日本は発展することができましたと言えるのだと思います。

もしも日本中がざまーみろ精神で復興をしようとしていたなら、きっと発展はしていなかったと思うのです。

隣国では未だにざまーみろ精神で反日の人たちもいますが、どちらの精神の人が幸せにくらせているでしょうか?

日本の発展をみれば一目瞭然だと思うのです。

 

ざまーみろ精神で生きることで、その責任を負うのは自分自身なんです。

私は親の教育や家庭環境が原因で自分の人生がうまくいかないんだと思っていました。

自分の人生がどん底で、最終的に自殺すれば親に復讐できるのだと心の奥底で思っていました。

ですから、自分の人生にも何度かチャンスみたいなのがあって、それをものにすれば幸せになれていたのにと思うことはあります。

でも、その時その時で自分が選択したのは、やはり自分が不幸になる道でした。

それは前述したように、親への復讐のためです。

そうして10年以上が過ぎて、その責任を追っているのは自分自身なのです。

自分がただただ人生を無駄にしてしまっているのです。

「ざまーみろ」って親に言ってやるつもりが、「ざまーみろ」って思い知らされているんです。

発する言葉は自分に返ってくるんですよね。

ですから、おかげさまの精神で周りに感謝をし続けることは、自分に対して感謝をできる出来事を引き寄せることになるのです。

私達は子供の頃から、何かをしてもらったらありがとうと礼を言うように教わりましたが、人生の本質は逆なのかもしれないと思うようになりました。

ありがとうと繰り返しいうことで、ありがとうと言える出来事が起きる。

まずは感謝をすることで幸運は後からやってくる。

これが人生の本質ではないかと考えるようになってから、暇があれば「ありがとう」と言ったりしています。

そのおかげか、幸せだなって思えることが増えて来たように思います。

みなさんもどうでしょう?

ざまーみろと人の不幸を願うより、ありがとうとあらゆるものに感謝をして生きていく。

自分の毎日は森羅万象すべてのもののおかげさまで成り立っている。

そう考えると奇跡などめったに起きないと思っていた自分に、今存在していること全てが奇跡なんだと思えるようになります。

 

皆様、いつもありがとうございます。

おかげさまで私は幸せな生活を送れています。

 

私はこれからもおかげさまの精神で生きていこうと思います。